エリック・ルソー曰く「偽ワインは著名生産者にとって1番の問題」

参照
>(Francais) Éric Rousseau : "Les faux vins sont devenus le problème n°1 des domaines réputés"
>(English) Éric Rousseau : "Fakes are problem number one for well-known domains"

La Revue du Vin de Franceより


ドメーヌ・アルマン・ルソーの当主エリック・ルソーは、ワインの投機・高騰と、偽ワインの2つの大きな問題について語っています。また、中国においてラフィットの人気と共に偽物が溢れ、どれも疑わしくなってしまい、値段が今度は暴落している事実を語り、当然ブルゴーニュでも同様のことが起こり得ることを指摘。
数年前には香港であるオークションに参加した時、ルソーのワインを全て買った中国人輸入者が彼に誇らしげに見せたセラーのドメーヌ・ルソーのデザインのラベルには「シャンベルタン」の代わりに「ボジョレー」「ボルドー」「ブルゴーニュ」と書いてあったと。(エリックは、それが寧ろ自然で彼らのドメーヌへの尊敬の念の表れのようだ、とも。)アメリカのクルニアワン事件(大量の偽ワインを販売した)の際には、FBIの捜査も受けたことを明らかにし、クルニアワンの偽ワインリストにルソーのワインが無いことを否定できないことも。ただ彼自身でさえ、偽物と本物の区別が非常につけにくいことも認め、クルニアワン・ワインは現在もその多くがまだ開けられることなくどこかのセラーに眠っているだろうと指摘。

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